Modern Koudan Monologue     ONODA SEKKAKU
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7/29
よく見る「お気軽にお入りください」の看板。

上京してまだ間もない人は、本当に気軽に入るととんでもないことになるので要注意だ!
おそらく何かをすすめられる!!
成城の掘り出し物件や、見ず知らずの店員の「イチオシ夏の必須アイテム」や、本日入店「よく天然て言われます(笑)」まどかちゃんやら、タダなのは初めにすすめられるお茶だけで、後は金銭授受が必要だ!!
しかしそれを逆手にとり、
「え?気軽に入っただけだけど何か?」
と言ってみるのも、小さな冒険の始まりだ!!



7/25
「みだりに車外に出ると危険です。」
よく電車の非常用ドアコックに書いてある注意書き。
「みだり」
右と左を凌駕したような言葉。何故だか口に出したくなる。
「みだり」
「り」を「ら」に変えてみたくなる。
「みだらに車外に出ると危険です。」
みだらに出なくても危険は危険。しかし、みだらに出ようとする人は、それはそれでみてみたい。なんの理由でみだらに出たいのか。
「あ、それだったら、そこをみだりに曲がってまっすぐ行くと、タバコ屋があるんで」
ああ、もう何が何だか。
「みだり」
なんとも不思議な魅力をもつ言葉である。



7/24
東武練馬駅に降りた時のことだ。
改札を出てすぐの踏切で知り合いと待ち合わせをしていた。初めて降りた駅、初めての街、私はこの雰囲気を味わっていた。すると何やら騒音に紛れ人の声が聞こえてくる。その方向に目をやる。
一人のおばさんが踏切の反対側で大声で喋っている。
誰かとではない。一人で叫んでいるのだ。意味はよくわからないが不平不満を叫んでいるようだ。しばらく見ていると、おばさんはこちら側に渡ってきた。こごでも叫ぶのか?
すると、駅の横でチョコバナナを売っている屋台のおじさんがおばさんに言い始めた。    
「お前よお、何言ってんだ」
おお、正論だ。ところがその次に出た言葉が味わい深かった。
「そんな声じゃ誰にも聞こえねぇんだよ」
アドバイスしたのだ。よりによって。続いて
「もっと大きな声でいわなきゃ!!」
味わいを増す駅前。しかしおばさんも負けていなかった。
「お前になんて聞いてもらわなくていいんだあーっ!!このすきっ歯あ―っ!!」
私鉄沿線の商店街はざっくり、色んな人を包み込む。



7/22
「安くておいしい台湾屋台村があるんだよ」
知り合いに言われ、連れて行ってもらった。屋台村、というが、店内は普通の座敷。さらに二階。屋台は一階にあるものだ、という固定観念を覆される。確かに料理はうまく、安い。
しばらくしてトイレに行くと見たことのないメーカーの文字が。

KAKUDAI。これも台湾のものなのか。
ちなみにトイレに行くまでに、必ず厨房の横を通らなければいけなく、これから食べられるもの、排出されるもの、両者が対峙する形になるのである。これもきっと台湾式。



7/19
これは下北沢の繁華街。

コインランドリーで「まっしろ家」と来た。
ライブハウスと劇場と若者に溢れてるシモキタに突如炸裂するオヤジギャグ!!この店の裏に「まっくろ家」という育毛センターがあれば童話的凄味を感じる。



7/18
このメニューのチョイスは一体なんだ?!

左から「皿うどん」「博多のもつ鍋」そして「コーヒー焼酎」って、何屋さんなのだろう?
個人の注文票のような絞り込み3品。
チェーン店では絶対できない、オンリーワンの戦略がここにはある!!



7/17
情報過多のこの世の中!

ソフターの「成分」ならまだわかるが、「箱の色」が変わった事まで情報公開しなければいけないのか。そこまで手とり足とり教えないと生きていけないのか現代人!
コインランドリーにて、参院選よりリアルに将来の日本を憂う!!



7/15
スーパーのトイレの個室に入っていた。しばらくすると、親子連れが入ってくる。
声から、子どもは4、5歳であることがわかる。父親が言い始めた。
「りょうくん、前にも言ったけど、そろそろ自分のこと、りょうたろう、って言わないで、僕、っていうんだよ。」
トイレは時として、男同志の語らいの場となる。父親は前から思っていたのだろう、きっと二人きりになるのを狙っていたのだ。異性(母親、女兄弟)の前では話せない、同性だからこそ話せること、そしてそれが話せる場所。それがトイレだ。
「大人になったら、なんて言えばいいの?」
「それは、俺、でも私、でもなんでもいいよ」
ここはもはやトイレではない。男と男の人生を教える道場だ。
私は、終わりの鐘を告げるように、おもいっきり水を流した。



7/13
何故に絵だけ非常に雑なのか!
 
白い人の手にある丸いものは「こり」を表しているのか??
マッサージ=気持ちよくなる、とはほど遠い、不気味なイメージがこの絵から広がる。
私だけだろうが、白い人が昔話題になった、パナウェーブに見えてきてしょうがないのだ。



7/12
近くのコインランドリーにて、ずっと貼ってある。東京の治安は実はこんなやつらに守られている。

「事件は、あなたの隣で起こるかもしれない。」と目線を決めるX-FILEの二人。
日本は結局アメリカに守られているのだ。そんな風刺にも見えなくはない。
にしても、このポスター、マニアにはヨダレものかもしれない。


7/8
オーナーはもちろんガッツ。

ハングリー精神を養うため、もちろん風呂無し、トイレ共用。
そのかわり各部屋にサンドバッグ付き。



7/6
居酒屋に似合わぬ、どこかでみたことあるマスコットキャラクター。
中国偽ディズニーランドに続け。
しかもどう考えても書きかけだ。

 


7/5
猫だが着衣が決め手となっている!

ちなみに名前は「にゃあ様」、敬称は略せない。

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